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(また更新が遅くなり
いつも読んで下さっている皆様すみません)

日々の営業をこなす
いつもながらの日常のなか
面白い出来事も起こる。

先週はバルセロナで4日間
Alimentaria アリメンタリアという大きな食の見本市があり
食業界の人々が国内外から集まった。
私も同僚達と月曜日に1日見学に行き
ボス、オリオールも水曜日に料理の講演をした。
それには兄ジョルディも同行し
実家の黒い(生き)地鶏を観衆に披露した様子も
翌日の新聞で紹介されていた。

その見本市のついでに
バルセロナからエルス カサルスに寄ってくれた
ガリシアからのお客様がいた。
このブログを読んでくれている日本人のコックさんと
オーナーシェフとそのお友達という4人
食後に客席に挨拶に出て
しばしお喋りをした。
その日はあいにくシェフが見本市の講演のため不在だったので
「残念ながら今日はシェフがいなくて...」
と私が言うと、その人たちは
「いやいや、私達はあなた目当てで来たんだから」
と言った。

この言葉は私の中で強く響いた。
この店に私目当てに来てくれる人がいるなんて
嬉しい、以上に驚きと不思議な感(笑)

これをご縁に私もいつか
未知の地ガリシアを訪れたいと思う。

もうひとつ、これも先週に起こった
強い縁を感じた出来事がある。

ボス、オリオールが
ある雑誌の仕事で
バルセロナの高級ホテルに招かれ1泊した。
彼曰く「34年間の人生で
生まれて初めてたった1泊だけしたホテルで」
去年日本へ出張したときに
大変お世話になった仕事先の大阪のホテルのシェフに
ばったりと遭遇したのだ。
ホテルからの派遣でバルセロナの様子を見にいらしたそうで
それならばぜひエルス カサルスへも!ということになり
滞在最後の日にいらしていただいた。

シェフの実家カサ・マイヤもご案内し
腸詰めの作業所、畑、豚、鶏など見学の後
レストランへ戻り昼食
食材の良さに感心して下さり
ご満足いただけたようで
朝から夕方までほぼ1日を
エルス カサルスでゆっくりと過ごしていただいた。
最後は名残惜しいお別れ
「日本に来るときは必ず知らせてくださいね。
知らせないで来て、ばったり会うのは難しいですから」
の一言に再び大笑いだったが
いや、それもまたあるかも知れない。
オリオールと彼、もしくは私も含めて
私達には不思議な縁があるようだから。

私が今ここにいるのも「縁」
起こる出来事には全て意味があり
偶然は必然なのだ。
この先、どんな新しい出会いが
私たちを待っているのだろうか?
by tomo114t | 2008-03-17 22:00 | エルス カサルス
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