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バスクバンザイ! 3

シドレリアの宴の翌日の火曜日
あっという間にバスク最終日。
ビルバオのホテルを後にして
50kmほど先の小さな山村へ向かった。

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そのアチョンドという村に入ると
景色の美しさに目を見張った。
山の斜面に立つ農家の煙突の煙りに羊の群れ
ひんやりと澄んだ空気
ここに待望のレストラン エチェバリがあった。

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(レストラン外観とカメラ小僧ジョアン)

この店に来たいが為に企画された遠足
いよいよクライマックス!




中に入ると1階は村人のためのバルで
2階がレストランになっている。
エチェバリのシェフ、ビクトル・アルギンソニスが
私達を笑顔と握手で迎えてくれた。
今や国内外で知られた人だが
白いTシャツにジャージ姿で、一見普通のおじさん
しかし私の印象では
この人はとっても清々した顔をしている。
穏やかな笑顔で、ピュアな空気を放つ。
きっとそれは
ひとつのことに打ち込み、極めた人の顔なのだと思う。

この人は炭火焼きに懸けている。
あらゆる食材を用い、食材ごとに薪の木を変えて調理する。
メヌー・デグスタシオンも全てア・ラ・ブラサ(a la brasa 炭火焼き)。

ワインはサービスのダヴィッドとマルタが選んだのだが
どういう相談でそうなったのか
一本目はドンペリニョンでスタートしよう、と決まった。
ドンペリニョン!シャンパーニュの高級代名詞のような、
お金持ちしか飲んではいけないような、あの!?
その後はリオハの赤へ続く。

クラシックで上品でありながらも
どことなく牧歌的な雰囲気の中
贅沢な昼食の宴が始まった。



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つづく!
by tomo114t | 2006-03-15 09:24 | 旅行
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