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12月25日


el dia de Nadal
クリスマス

目覚ましをセットせずに
自然に目が覚めたら9時40分
のんびりと朝食
ブログをチェックして
ついでに掃除機もかけてから
昼時に合わせて家を出た。

いつもの通勤道を走り
エルス カサルスは通過して
オリオールの実家カサ・マイヤへ
毎年恒例のクリスマスの昼餐が待っている。


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この家の女主人
オリオール達の母マリアドロース
彼女は人生の大半を
家族の食事を作ることに費やしてきた。
毎日毎日、朝昼晩、70歳を過ぎた今も変わらず。

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シェフも絶賛する料理上手な人で
私もこの家に居候していた頃はいろいろご馳走になったけれど
米料理も肉料理も、いつも本当に美味しかった。

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この日は6kgもある巨大な鶏を
プルーン、松の実、ブティファラなどの詰め物をして
丸ごとロースト
これもクリスマスの伝統料理。

一皿目にはスープ
トーストしたパンをつなぎに入れた
肉団子入りのスープ
その後にこの鶏を切り分け
詰め物も肉と共にいただいた。

ポストレはクリスマス菓子トゥロンと
私の手みやげ(笑)。

家で作れるものというのも限られているので
悩んだ末単純に、子供向けなお菓子
星型とクリスマスツリー型のクッキーに
ガナッシュチョコレートをサンドした。
しかしそんな型抜きは持っていないので
型紙をあてて1個ずつ包丁でカットした。
単純とは言え、一応手間ひまはかかっているのだ!
サンドしてるから1つに2枚必要だったし...(笑)
(クリスマスイブの夜、延々と作っていたら
背中が痛くなった 笑)

これが思った以上に好評で
ちょっと多いかなと思うくらい持って行ったのに
1つも残らなかった。よかった!

その後は子供達のコンサート
それぞれが違う楽器を演奏し
まだ小さく楽器を弾けない子は
かわりに歌を歌ったり
これもクリスマスの恒例

それが終わるとプレゼント大会「カガティオ」

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TIO ティオは切り株の妖精のようなもので
ティオが出す糞が子供達へのプレゼントだ。
♪カガーティーオー(ティオ、糞を出せ!)
とお決まりの歌を歌いながらティオを棒で叩く
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子供達に見られないように
プレゼントをティオの中に入れる大人達

これもクリスマスには欠かせない光景なのだ。

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by tomo114t | 2007-12-27 10:16 | カタルーニャ

Bon Nadal...


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これはバルセロナ、カテドラル前の広場

Nadal
カタルーニャ語でクリスマスのこと
スペイン語ではNavidad
イタリア語ではNatale
メリークリスマス、Bon Nadal!と聞くと
イタリア語のBuon Natale!に似てるなあと
思うこの時季

カタルーニャに来て
4度目のクリスマス。

12月25日は
エルス カサルスは休業
テイクアウトの注文は受けるけれども
クリスマスメニューで営業なんてことはしない。
誰もが家族で過ごす大切な日に
仕事なんてあり得ないのだ。

家族のいない私は
オリオールの実家カサ・マイヤにお邪魔して
ロヴィーラ家の人々と共に過ごす。
料理上手で有名なお母様が作る
クリスマスの伝統料理をいただけるのも
大きな楽しみのひとつ。
手みやげを何にしようかと
さっきからずーっと考えているのだけど
決まらない。困ったな...

26日も祭日で、エルス カサルスは営業
この日は満席も超えて(!)
定員オーバーくらいに混んでいるのだが
今はそのことは考えないほうがいいかも(笑)

私はヨーロッパに住み始めてから
年賀状を書かなくなった。
その代りにクリスマスカードを書く習慣が
身についてもよさそうなのに
(というか、つくべき)
未だにそれもなく
年末年始に挨拶状を出さない
非常識な大人になってしまった(笑)。

なのでこの場を借りて
皆様にご挨拶を...

Bon Nadal!
どうぞ、楽しいクリスマスを
良い年末をお過ごしください。
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by tomo114t | 2007-12-24 06:27 | カタルーニャ

記念日


忘年会やら誕生日やらで
大混雑だった先週末
足りないものも失敗もなく
クタクタになったけれど
気持ちよく終われた。

努力と結果の歯車が
ようやく噛み合ってきているようだ。
自分が今やっていることは
間違っていないと信じたい。

土曜日の昼の営業
30名、14名、10名、10名
の4つのテーブルが同時進行

そのうちのひとつの10名のテーブルは
85歳のご婦人の誕生日会であった。
チョコレートのバースデーケーキを
とのご希望通りに私が用意したのだが
土曜日の朝
シェフの奥さんマルタが私に言った。
「今日のバースデーケーキは私が作ったことにしておいてね」
マルタは元パティシエで
開店当初のエルス カサルスのポストレは
彼女が作っていた。
この予約客はその頃からのお客さまで
マルタの作るポストレを非常に気に入っていたので
予約の電話の際に今回のケーキも
「勿論あなたが作ってくれるんでしょう!?」
と念を押されて、他の者が作るとは言えなかったそうだ。

チョコレートケーキは
アラン・デュカスのレシピのサチェルを
とのシェフの指示
サチェルとは、日本で言うザッハトルテのこと。

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by tomo114t | 2007-12-18 07:38 | エルス カサルス

師走


12月
今年最後の月
師ではないけれど私も走っている。

私は今また得意の根詰めモード(笑)
そしてこれまた得意の
根詰めど、空回りな状態でもある。

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by tomo114t | 2007-12-13 08:43 |

冬のご馳走


おかげさまで
忙しい毎日。

今年の冬も
薫り高く登場した
森の宝石とも呼べるような
この食材

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かの有名な「トリュフ」

自慢じゃないけれど
というか、自慢するべきなのか?
都会の高級レストランで出されるトリュフは
大抵が、薫りのパンチが弱く
いまひとつ感動に欠けるのだが
トリュフ売りから直接買う
我がレストランのトリュフは
薫り高さが格段に違うのだ。

勿論それは
量にも因るのかも知れないけれど。
米料理にもパスタにも
気前よくこんもりとスライスしているから。

最近シェフが購入した
ミニサイズのル・クルーゼの鍋
何に使うのかと思ったら「皿代わり」だった。
見た目にも愛らしく、温かい。

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表面をカリッと焼き
中はトロトロの豚の顎肉に
伝統的な野菜の煮物を添えて
その上にはトリュフをたっぷりと
美味しくない訳が、ない。

薫りが逃げないように
蓋をしてテーブルへ。
一人一鍋、どうぞお楽しみください...


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冬のご馳走、ここに在り!
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by tomo114t | 2007-12-10 06:15 | エルス カサルス

Pijama!


ここのところずっと
あれこれと模索していた
新しいポストレは
ひとまず2品が完成し
もうカルタ(メニューブック)に載っている。

そのひとつが、Pijama
スペイン語では「ピハマ」
カタルーニャ語の発音だと「ピジャマ」
意味は「パジャマ」
勿論、夜寝るときに着るパジャマのこと。

このpijama ピジャマは
スペインに昔から存在するデザートで
フラン(プリン)に
桃やパイナップル、真っ赤なサクランボなどの
果物のシロップ漬けや
生クリームのホイップ
バニラもしくはチョコレートなどのアイスクリーム
などが一緒に盛り合わせてある
フランの豪華版(?)
さしずめ日本のファミリーレストランにある
「プリン・ア・ラ・モード」といったところか。
本来は子供が喜ぶポストレだが
実は大人も好きだったりするもののひとつ。

何で「パジャマ」なんて名前が付いたのだろう
私のまわりでその疑問に答えられる人は1人もおらず(!)
今だに謎なのだが...

高級なレストランよりは
庶民的な食堂にある典型的なポストレで
「必ず○○が入ってなければいけない」
などという厳しい規律も存在しないので
それぞれの店で、それぞれのピジャマを作っており
最近は高級なレストランでも
ちょっと凝ったアレンジを加えた
オリジナルのピジャマを出したりもしている。

もうご存知の方が多いかも知れないが
私は以前からフラン(プリン)に
気狂いのように情熱を注ぎ
相も変わらず作り続けている。
それならば、そのこだわりのフランを使って
私達流のとびきりのピジャマを作ろうではないか
シェフとの話の中でそんなアイデアが生まれたのだ。

さあ、それでは、私のピジャマ
どんなパーツを持ってこようか...

私が持っている
分厚いカタルーニャ料理の本には
一言こう書かれていた。
「Pijama ピジャマとは
味と色のシンフォニーである」
非常に抽象的だけれど
何だかとっても為になったな(笑)。

軽く頭を悩ませながらも
ある日、何とかひとつの形にまとまった。
私達らしく奇のてらったことはせず
ストレートに美味しいと思えるポストレ
カルタ(メニューブック)には
El nostre Pijama
私達の、つまり当店風ピジャマと載せられた。

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by tomo114t | 2007-12-05 07:34 | エルス カサルス