マルケでもう一組 どうしても会いたかった友人を訪ねた。 チウ゛ィタノーウ゛ァに住んでいた頃 仲良くしてもらっていた イタリア人のランプデザイナーと 奥様はフランス人のジュエリーデザイナー というご夫婦なのだが そんな2人が花屋を始めたというので ぜひとも拝見しなくてはと 久しぶりにコンタクトをとった。 店の番号に電話をしたら フランス語なまりのイタリア語 懐かしい奥様の声 言われたとおりの道を辿って行くと 遠目でもうそれが彼等の花屋だとすぐにわかった。 2人の雰囲気を店が放っていたのだ。 元々は花は専門外の分野でも さすが2人ともアーティストなだけに フラワーアレンジも抜群のセンス ウェディングの仕事も多いようで たくさんの写真を見せてくれた。 私の訪問を心から喜んでくれた2人 せっかくだから昼食を一緒にと 皆で彼らの家へ 何度かお邪魔したことのある 自然に囲まれた田舎の家 快晴の下、庭にテーブルを支度 ご主人が料理担当 ちょっと変わった作り方の 人参とパンチェッタのリゾット 仕上げにぺコリーノ(羊乳のチーズ)と 庭のタイムを散らして出来上がり 在り合せの材料で作ったシンプルな料理だが とっても美味しくて あの日あのときあの場所でしか味わえない 貴重なごちそうであった。 この人たちは アーティストなだけに頭が柔らかく 肩の力の抜けたラフな人たちなのだが 時々、私がハッとするような 格言というか 人生のアドバイスをくれることがある。 この日はこんな話だった。 2人が花屋を始めるとき 2人の友人のあるフラワーアーティストに言われたそうだ 「従来の花屋の固定観念は捨てて 君達の好きなことを好きなだけやるのがよい 仕事に限界を作ってはいけないよ」と。 「だから僕達は やりたいことを思いきりやっているんだ。 Senza limite(限界なし)だよ! 君の仕事だって同じだろう?」 そうだ、そうだった デザートを作るのも、自分自身も 限界はないのだ 可能性は無限なのだ。 このSenza limiteという言葉が 日常に戻った今も 私の中での大きなキーワードになっている。 マルケの友人達とのつながりが 4年経った今も健在で これから先も 変わらず続いていくことを確信した 3日間の滞在であった。 また会う日まで!
by tomo114t
| 2008-11-04 00:29
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