旅回想 4 Sicilia


シチリア菓子の話もしなくては。


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Cannolo カンノーロ
(複数だとCannoli カンノーリ)
シチリア菓子といえば、これでしょう。
カリッと固い揚げ生地の筒に
リコッタのクリームを詰めたもの

甘ーくてミルキーなクリームがたっぷり
良質なリコッタがある
シチリアならではの美味しさ。

大抵のお菓子屋さんで売られているが
既にクリームを詰めてあるものは
皮が湿ってしまっているのでダメ
注文を受けてからクリームを詰めるところで買いましょう
(シチリアに行かれる方、ご参考までに?笑)

モディカの町を歩いていたら
カンノーロをモチーフにした
こんな絵も見かけた。

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落書き?いや、アートでしょうね(笑)



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Cassata カッサータもシチリア菓子の代表
スポンジケーキにリコッタのクリームをはさみ
表面をシュガーコーティング
果物の砂糖漬けが飾られる。
非常ーに甘いのだが、それがこのお菓子の特徴でもあり
リコッタのクリームの美味しさで
ぺロリと食べられてしまった。

シチリアは
リコッタに始まりリコッタに終わる島
と言ったら、言い過ぎだろうか?
それくらいシチリアの食に欠かせないものだ。

ricotta リコッタは
チーズを作るときに出る乳精を
再び煮て固めたもの
ri(再び)cotta(煮る、加熱する)
という名前のとおり。
牛乳製よりもコクのある羊乳のリコッタが
よりシチリア人の好みのよう。

町のお菓子屋さんのケーキ、なども
スポンジケーキにはさむのは
生クリームのホイップよりも
リコッタのクリームが標準仕様

イタリアのクロワッサンは
cornetto コルネットと呼ばれ
必ず中に甘い詰め物がしてあり
カスタードクリーム、ジャム、チョコレート
の三択が常なのだが
シチリアではここに「リコッタ」も当然加わる。

料理においても
リコッタのラビオリ
リコッタを詰めたフォカッチャ
リコッタ・サラータという熟成タイプのリコッタを
パスタなどに削ってかけたり
至る所に登場する。

今回初めて聞いた興味深い話は
何でも日曜の早朝、5時6時頃から
リコッタ製造所だかリコッタを作る羊農家だかで
大鍋でリコッタを炊いていて
地元民が食べに行くのだそうだ。
大鍋の前で出来たての熱いリコッタを
汁ごとどんぶり一杯、パンとともに。
7時半頃に行くともう売り切れだそう(!)
そんな日曜日の朝食の伝統があったなんて...
次回訪問時にはぜひとも体験しなくては。








もちろんリコッタ以外にも
美味しいものはたくさんある島なのだが(笑)

太陽の恵みのオリーブ
良質のオリーブからできるオイル
乾燥トマトの類いも絶品
もちろん海に囲まれて
新鮮な魚も豊富
魚屋さんで買ってきた新鮮な鯖やイワシを
皆で家で料理して
レストランで食べるよりも美味しかった。

のんびり気ままに過ごし
あっという間に一週間が過ぎてしまった。
最後の日に近くの海辺の町へ海を見に。

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これも地中海
ずっとずっとむこうに進めばイベリア半島
シチリアとカタルーニャは
「陸続き」ならぬ「海続き」でつながっているのだな。

ではまた会う日まで!

旅はイタリア本土へとまだ続く...
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by tomo114t | 2008-10-27 05:40 | 旅行
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