終わりのない...


4月から通っていたバルセロナ研修は
とりあえずは終了した。
今週もう1回行く予定でいたのが
シェフからの勧めで休むことにしたので。

また失敗というか
うまくいかないことがあって
昨日は参ってしまった。

というのも実はまたフラン(flam プリン)の件だ。
可笑しいでしょう
どうぞ笑って下さって結構です
私は未だにフランとの格闘を続けているのだ。

最小限の火入れで
絶妙のテクスチャーを目指しているので
成功すればこれ以上にない出来だけれど
少しでも火入れが足りないと形にならない。

崩れたフランを
「こんなみっともないものは出せない」という
シェフの奥さんのマルタ(サービス)と
「いや、出せ。僕は見た目よりも美味しさを優先する」
と言うオリオールの討論になり
最終的にシェフは
形になったフランにもナイフを入れて
「崩れたフラン」と名付けて
サービスに持っていかせた。

しょうがない、といえば
しょうがないのだが
休みも減らして
他所の店でも働いて
こんなに頑張っているのに 何で、
全然上達していないんだろうと
悔しくて情けなくて
ガックリと力が抜けてしまった。

そしてシェフに
「今週はバルセロナへ行かずに
丸2日休んで、違うことをしろ」と言われ
いつもなら言うことをきかないであろう私も
今回はそのほうがいいかも、と思い
そうすることにした。

がむしゃらに頑張ればいいってものでもないのだ。
でもやっぱり悔しくて情けない
家に帰る車の中でワ−ッと泣いて
これでスッキリした。

さあ丸2日の休み!
何をしようかはこれから考えることにして(笑)
ひとまず研修を終えて、の感想を
綴ってみようと思う。





自分の店を辞めずして
他の店で働くことができて
とっても視野が広くなったと思う。
使ったことのない材料の扱い方や
食材の組み合わせ方など
勉強になった。

そして今まで自分がやってきたことが
間違っていた
もしくは正しかったと
(ジョアンの仕事が100%正しいとは限らないにしても)
知ることができた。

ジョアンの仕事量は相当なもので
毎日朝から晩まで
あらゆるものを仕込んで仕込んで
それは大変だけれども
結構な量を捨ててもいるので、無駄も多い。

そのへんは難しいところなのだが...
ここは(うちも)それなりのレベルのレストランであり
常に最良のものをお客に出すことが前提にあるので
残っていて勿体無いから、これを使おうとか
そんなことではいけないのだけれど
それにしても、という感があり
(ええ、私は貧乏性です 笑)

その他には
私は仕事が遅いので
度々煽られたりもしたが
それでも私をバカにする風でもなく
ときには私の意見を求められたりもした。

教わったレシピは
エルス カサルスでも作ってみたり
改良を加えて自分のレシピとして完成させて
新しいポストレに使ったりなど
今後の仕事にも役立ちそうだ。

違う空気を吸うことって、大事だ!

夏の書き入れ時を終えて
秋になったらまた違う店へ入りたいと思う。
終わりなき研修、探究は続くだろう...
[PR]
by tomo114t | 2007-06-18 19:00 |
<< 本番 夏仕様 >>