簡単が良い。


先日3人で予約してきた新しい生徒さんは
同業者だった。

隣町で家族経営のレストランを持つ奥さんと娘に
その店の厨房で働いている従業員の若い女の子。
ご主人がこの料理教室に3人を送りこんだのだ。
もともとバルセロナに住んでいたのが
奥さんの料理好きが高じてレストランを開くことになり
この辺りに良い物件を見つけて引っ越してきたらしい。

月2回程の頻度で続けて通って来ることになりそうで
ここで私が教える日本的家庭料理を
自分達の商売に大いに取り入れてくれそうだ。

彼女たちのための初日のメニューは

梅ゴマご飯
ワカメと玉ねぎの味噌汁
ポテトサラダ
豚肉の生姜焼き








そういえば「ポテトサラダ」なんて
随分長いこと作っていなかった。

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イタリアにもスぺインにも似たようなものはある。
ジャガイモとその他の野菜をマヨネーズで和えたサラダ
何故だか「ロシア風サラダ」と呼ばれていて
バルのおつまみの定番のひとつだったりするが
日本のポテトサラダとは似ているようで違う。
何が違うのか?
今回久しぶりに作ってみて、その根本的な違いが判明した。

ロシア風サラダは
茹でたジャガイモの他には、茹でたニンジンやインゲン、
もしくは瓶詰めの保存野菜などを入れるが
日本のポテトサラダは
ジャガイモ以外の野菜は生の野菜を入れる。
生のキュウリは水が出るから塩もみをしたりもして。
この決定的な違いのために
ロシア風は少々野暮ったいサラダであるのに対して
日本風はフレッシュな味わいがある。

絶対的に皆に好まれる味だし
似ているけど違う、この違いも紹介したかったので
敢えてこのポテトサラダをメニューに入れた。
のだが
久しぶりに作ってみたらあまりにも簡単なので
こんなに簡単なものを、しかも同業者に教えて
これで授業料取るのも失礼かな、なんて
作りながら少し心配になってしまった。

本当に簡単ではあるけれど小さなこだわりは忘れずに
うちのポテトサラダには必ず入っていた、青いピーマンとリンゴを入れて
市販のマヨネーズは美味しくないので手作りのものを。

一番始めに作って冷蔵庫に冷やしておいて
ご飯を炊いて、生姜焼き焼いて...
テーブルをセットして着席して、さあいただきましょう
まずはポテトサラダから。
4人で同時にパクッと口にした瞬間に、皆の目が丸くなったのを見た。
「美味しい!」私も我ながら驚いたくらい上出来
ホッコリとしていながらみずみずしい
理想的な日本のポテトサラダだった。
ジャガイモとマヨネーズのまあるい口当たりの中に
ピーマンの青臭い苦味とリンゴのシャリッとした酸味が
上手い具合にアクセントとなっていて、後を引く。
奥さんも「これは気に入ったわ、ぜひ作らなくちゃ」と嬉しそう。
ホッよかった。やっぱり簡単で美味しいのが何よりだ!

食後にはミニどら焼き。
「これがあのドラえもんが好きな...」と言ったら
2人の女の子はつかさず携帯電話のカメラをシャキン!と取り出した。
友達に見せるんだそうで。

毎回何かしら面白いことが起こる...

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(追伸:ポテトサラダひとつの話題でこんなに長々と書いて
読んでる人にちょっと失礼かな、なんて
書きながらちょっと心配になってしまいました)
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by tomo114t | 2006-02-15 07:28 |
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