春の遠足 2010 ③


(間を置いてしまい、失礼しました!)

シドレリアを堪能して
一夜明けたら
もう最終日

誰よりも早く目が覚めて
宿の周りを朝の散歩

サン・セバスティアン郊外の
小さな山村
目に入るのは
リンゴの木や
羊の群れ

リンゴはシドラに
羊のミルクはイディアサバル(チーズ)に

景色だけでも
もう土地の食が見えるのだ

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この羊さん
5分くらいこうして
私のことをじーっと見ていた
東洋人だから、珍しかったのかな。

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鏡に映っているのが
私達が泊まった
アグリトゥリズモの宿

あっという間に昼時になり

予約していたレストランを目指して
ビルバオへ向かった。

ビルバオといえば
奇妙な形をした美術館が
世界的に有名である

高速道路を降りて
街に入るとすぐに目に飛び込んできた
この建物
想像以上に大きくて
少し圧倒された

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Guggenheim Bilbao
グッゲンハイム・ビルバオ

この美術館と同じくらい有名な
この美術館内にあるレストランが
今回の旅を締めくくる
お昼ごはんの場であった





まずはテラスでアペリティーヴォ(食前酒)を

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このレストランのお客だけが
使用できるテラス

この斬新な壁は
劣化防止のため
原則としては触ってはいけないのだが
ここだけは唯一
触ることが許されている場所だそうで
そう言われると、触っておかねば!
と思ってしまうのが人の心理
皆でペタペタと(笑)

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お勧めに従ってシドラを一杯

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ちょっと寒いけど、気持ちいい。

さあ、テーブルへ!

このレストランのシェフ
ホセアン・マルティネス・アリハ
という人は
スペインの若手トップシェフの1人

ボス、オリオールも過去に修行した
バスクの三ツ星レストラン
マルティン・ベラサテギ出身であるので
そのつながりで知り合いの2人
おかげで手厚いサービスを受けた

彼の料理で際立っているのは
非凡な野菜の使い方

ひとつの皿にひとつの野菜
その後ろに隠れた
複雑で繊細な味
緻密な仕事

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黒ラディッシュ
蒸して柑橘果汁でマリネしたものと
生のスライスで
異なる食感を味わえる
野生のハーブをアクセントに

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アーティチョーク
シャキッ、ホクッとした火入れ
エストラゴン、ローズマリーの香り

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焼茄子に甘草の風味
ヨーグルトとオイーブオイルの
マヨネーズ風なソースが
この皿をより斬新にしている

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赤玉ネギ
レンズ豆のカルド(出し汁)とともに
このスープは香味野菜や
チョリソ(パプリカ入腸詰)の味がする
玉ネギと合わせると
何だかラーメンのスープを思い出す味(笑)

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ポロネギに
イベリコ豚とナツメグのカルド
肉の味が、かなり濃厚

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植物性のフォワグラ(アボカド)
ホタルイカとコリアンダーのスープ
つまりアボカドを軽く加熱して
まるでフォワグラのような食感にした
というもの
酸味の効いたスープは
オリエンタルな味

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Casarecce「カザレッチェ」という名の
南イタリア産のパスタに
アングレット(バスク地方のある村)のピーマン
ローズマリー、バジリコ
これは、かなりマニアックな皿
アルデンテに茹でられたパスタに
辛いピーマンの味がしっかり
そしてパスタの表面に
バカラオのゼラチン質を纏わせてあるのだ!
口の中で舌にくっつくような
バカラオの旨み
よくそういうことを思いつくなあ

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馬肉のロースト
赤玉ネギと唐辛子のスープを吸わせたパンとともに

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黒オリーブの灰
ハーブの風味のカゼインと
甘草のジェラート
興味深い組み合わせ

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Araguani アラグアニ(べネズエラ)のチョコレート
辛いマジパンの砂

といった内容の
コースメニューでありました。

初めて食べる
ここに来なければ出会えない
味わえない料理を体感できたことには
非常に満足

ただ、一行の中からは
それなりの金額を払って
食べたもといえば
ほとんど野菜とカルドじゃないか
という意見も。
それも一理あるな・・・

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リオハのワイン
これは、美味しい!
とても気に入った

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さよなら、グッゲンハイム
また来る日まで

美術館へ行ったのに
何も展示を見てないって?(汗)
いやいや、芸術を味わって
しっかりお腹に収めてきましたから(笑)


その後皆で
ビルバオの街を散歩してから
カタルーニャへの帰途についた

いつもながら楽しかった
バスクの旅
おかげでなかなか
他の地方へ行く機会がないのだけど(笑)

終わり。
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by tomo114t | 2010-04-22 06:34 | 旅行
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