パスクア(キリストの復活祭)の前の40日間 四旬節に食べるお菓子 Bunyol de quaresma ブニョール・デ・クアレズマ 揚げシューのようなもので 今の時季、どこのお菓子屋にも置いてある エルス・カサルスでも この時季は毎年 食後の小菓子としてサービスしている 揚げシューに カスタードクリームを詰め アニスをたらりと浸みこませ それに粉糖をたっぷり振りかけて 素朴な伝統菓子のひとつだけれど ほっぺたが落ちる級の美味しさ 先週シェフから 「もうブニョールを出さないと」 と言われて あれからもう1年経ったのか! とハッとした私であった(笑) 昨日は 春一番を思わせるような 強風が吹き荒れる1日 予約の電話が。 男性1人客 カタランではなくスペイン語 を話す 予約名は、〇〇〇・・・ 事前情報が入っていたので それがミシュランの採点マンだと すぐにわかってしまった。 気をつけろよー 明日、ミシュランが来るぞ! そして翌日 予定通り Senyor Michelin セニョー・ミチェリン (ミスター・ミシュラン!?) はやって来た。 ポストレ(デザート)は何を注文するか わからなかったけれど 私なりに予防線を張り 神経を使ったフラン(プリン)を用意しておいた そしてオーダーしたのは 1皿目に米料理 メインは鳩のロースト ポストレはクレマ・カタラナ。 そう来ましたか! そうよね、たしかに カタルーニャの代表的ポストレ 星付のレストランにおける クレマ・カタラナはどんなものか 興味あるでしょうね 私、日本人とは言え カタルーニャ生活5年半の間 何百回とクレマ・カタラナを作り続けて それなりに上達してるはず いつもどおりに仕込んで もう出来上がってしまっているものを出すだけ 今さら慌てても仕方ない そういう場面で以前感じていたような プレッシャーもドキドキもなく 普通に出した さて、反応は・・・ 「Extraordinaria!」 エクストラオルディナリア 「並外れた、非常にすばらしい」 という答えが返ってきた ヤッターーー(嬉) (写真は過去のもので失礼) クレマ・カタラナに メリンドロ(柔らかめのフィンガービスケット) オレンジ、レモン、シナモンのソルベを添えて ミシュラン氏は 非常に満足して帰ったよう この先2人目、3人目が こっそりと来るのであろう (名乗るのは1人目のみ)
by tomo114t
| 2010-02-26 07:53
| エルス カサルス
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